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韓国旅行に行って目的地を探すときの方法は様々です。旅行本などをみて、行きたい場所を決めて地図をみたり、google mapで探したり。それでほとんど事足りますが、韓国の住所体系を理解していると「少し行き過ぎた」とか「道の右側にあるのか、左側にあるのか」とか「目的地まであとどのくらいあるか」など、細かいことが分かるようになってとても便利です。

そこで韓国の住所体系について説明したいと思います。

 

道路名住所

現在韓国では、「道路名住所」という住所体系が使われています。実は2014年1月1日から全国的に導入された新しい住所体系なんです。それ以前は日本と同じ○○丁目××番地という住所体系「地番住所」が使われていました。

道路名住所はすべての道路に名前がつけられ、道路名と建物番号で住所をあらわす住所体系です。世界的にはこの道路名住所が一般的で、地番住所を使っているのは日本くらいのものらしいです。

従来の住所表記が急に変わってしまったので、韓国人の間では「分かりにくくなった」という意見も多いようですが、土地勘のない旅行者などは、この道路名住所は目的地を特定しやすく、とても便利だと思います。道路名住所のルールを理解するとスムーズに韓国旅行が楽しめるようになるかもしれません。

道路名住所では住所を

ソウル特別市 ○○区 道路名 建物番号

のように書きます。

例えばソウル駅の住所は

ソウル特別市 龍山区 青坡路 378

です。ビルやアパート、マンションの場合は、住所の後に括弧書きで棟名、階数、部屋番号を書きます。

それでは、具体的に道路名住所のルールについてみていきましょう。

 

道路の種類

道路名住所はすべての道路に名前がつけられますが、道路の大きさによって3種類に分けられます。

 

テロ(大路、대로、daero)

8車線以上の大きい道路のことをテロといいます。

 

ロ(路、로、ro)

2車線以上7車線以下の道路のことをロといいます。

 

キル(道、길、gil)

1車線の狭い道路のことをキルといいます。

 

建物番号

それぞれの道路に、道路の始点から向かって左側に奇数番号が右側に偶数番号が20mごとに割り振られます。

 

看板の見方

町を歩いているとたくさんの看板があります。代表的な看板の見方を説明します。

 

建物についている看板

上半分に道路名、下半分に建物番号が記載されています。

tatemono

 

道路の始点にある看板

 ○○路の始点で建物番号は1番から317番までありますよということが分かります。 さらに○○路は(317-1)×10=3,160mあるんだということも分かります。

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道路の中間点にある看板

○○路の中間点で左に行くと7番以下の建物が、右に行くと9番以上の建物がありますよということが分かります。

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○○大路の中間点で現在地は58番、まっすぐ行くと600番までありますよということが分かります。さらに○○大路の終点まで(600-58)×10=5,420mあるんだということも分かります。

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 道路の終点にある看板

○○路の終点で建物番号は318番から2番までありますよということが分かります。 さらに○○路は(318-2)×10=3,160mあるんだということも分かります。

finish

 

 

以上を簡単な地図でまとめると、下のようになります。

map

 

便利な使い方

建物番号を引き算して10を掛けると建物間や道路のおおよその距離が分かります。例えば上の地図で○○路の始点にいるとして目的地の住所が「○○路57」だったとします。そうすると目的地は約(57-1)×10=560m先の左側にあるということが分かります。

 

いかがだったでしょうか?土地勘のない旅行者などにとっては道路名住所を知っているとかなり便利に使えるのではないでしょうか?今度韓国に行ったときには是非使ってみてくださいね。

 

最後まで記事をお読みいただきありがとうございます!

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